ロード

カラオケが大好きだった。
大好きといっても何回も行ってるわけじゃなく、
少ない数ながらもうっぷん晴らせるのが大好きだった。


あの日までは・・・・・・




何年前だろう。
愛しき野郎達と突入!
「カラオケで歌うと一番ひかれる・舐めんな・嫌われる歌No.1って
THE虎舞竜のロードだってよ!」


そんなこと言われても時既に遅し。予約完了。
渋い奴の歌は大好きなんだよ!といったらゲイ呼ばわれされたがお構い無し。



歌った。超歌った。
超上手いと言われた。でも超爆笑された。写メール・ムービー
撮られまくった。後日学校でも見せられて焦った。
ああ・・・・・・No,1の意味が分かったような気がした。
俺の中では一番忘れられない思い出にもなった。そういうことだと思った。
だけど脆弱な俺はカラオケが少し嫌いになった。
それ以来1度行ったかどうかしか記憶に無い。




なんでこんなことを思い出してしまったんだろう。
それは・・・・・・


何でもないようなことが 幸せだったと思う
何でもない夜の事 二度とは戻れない夜


この歌を思い出せってことなんだろうか。
これを初めて聞いた時、
「ああ、俺はこんな感じで生きてきたような気もする。
これからもそうなのかな・・・・・・」
と、とってもダークな気分になったなぁ。
今では・・・・・・どうだろう・・・・・・
これから先は・・・・・どうなるんだろう・・・・・・



色々思い出し、考えてたら涙が少し出て来た。
これ以上考えると涙が止まらなくなる。寝てしまおう。